天気の子についての感想あれこれ
先日、話題の監督である新海誠の「天気の子」を見た。
当たり障りのない感想を述べるなら、綺麗なアニメーション、絶妙なタイミングで掛かる音楽、含みをもたせたキャラクターのセリフ等の映画としての演出に感動する。
「大丈夫」などの過去の作品でも必ず言われるセリフや、身近な生活が突如となく破壊される世界の終末を描いた世界観について語るべし、というのがファンの想いなんだろうけど、個人的には新海誠監督らしさというものは、やっぱりアニメとしての表現の特徴にあると思う。ナレーションが絶妙で胸熱。
高校生の男の子達の言葉を借りるならば、前作の「君の名は。」等の作品に描かれているキャラクターが登場して、同じ世界観を共有しているんだ!やばい!
隣で見ていたカップル達の言葉を借りるならば、ビッグマックが久しぶりにめちゃくちゃ食べたくなった。てか袖無しパーカーってリアルで着てる人ダサいよなww
何となく人気だから見る必要性を感じたというミーハーな立教大学異文化コミュニケーション学科の彼女とメディア社会学科の彼の言葉を借りるならば、正直なところ面白いところはたくさんあったけど、何より帆高の一般常識を身につけているように見えて、実際は社会的に間違った行動、というか完全に犯罪をしてしまった時点で、思考は止まってしまった。ほら、未成年だからお酒勧められても断ったり、迷子の猫に優しく餌をあげたりしてたけど、拳銃ぶっ放したり、後半に入るまでの陽菜さんへ向き合う姿勢がもう見てられない。なんかそこで共感できなかったんだよね。
と、まあ色々と感想がありそうです。正直なところ、新海誠監督の作品はちゃんと見たことがないので、これを機に他にも色々と見てみたいな、と思いました。また色々な方の考察や解説を見ていて、新しい気付きがたくさんあったので、改めて「天気の子」をみたいなとも思いました。