サラリーマンレベル1

自称大手IT企業の入社一年目リーマンの戯言

ITゼネコンが壊れるか、今後のSI業界の展望をてきとうに。

diamond.jp

 

ついに来ましたね。MUFG

一番最初にやってくれる気がしてました。

 

独自の仮想通貨を発行したりと、

メガバンクの中では最もアバンギャルドな存在でしたもんね。

今回の事例が成功することを皮切りに、他行でもクラウド化が進んでいくでしょう。

この結果として考えられている、面白いことが二つあります。

 

一つはSI業界の構造がぶっ壊れるだろうということ。

ビジネスモデルが建設業に似ており、ITゼネコンなんて呼ばれているが、

まさにそのピラミッド型に風穴を開けたということになります。

金融業界の勘定系のシステムを指揮する上位企業、

富士通NTTデータ日立製作所NECは今後どうなっていくか、というものです。

経営が悪化するなんてことはないでしょうが、

今後は業界内でフラット化進んでいくのではないで消化。

そう、まるで雪山が頂上付近から崩れるように。

 

ただやはり、上位企業の経営陣も手腕の持ち主です。

富士通は政府が進める予防や健康診療に対する取り組みを強めています。例えば、日本国内で導入されている電子カルテのシェアは高いです。またこれから、ヘルスケア、予防医学などが世界的にムーブメントが起こるはずです。そこでどれだけコミットしていけるかが重要でしょう。

 

NTTデータの場合、2010年頃からグローバルを強く前面に押し出して、M&Aを積極的に繰り返しています。世界的な知名度としてはまだまだですが、今のところ成功している買収を生かして、今後シナジーをいかに生み出せるかがポイントになりそうです。また技術分野の投資もかなり行なっているので、今後SIビジネスから脱却できるかが業界に君臨し続ける鍵となりそうです。

 

日立製作所はハードの部分で成功しているので、メーカーとしての力を発揮していくでしょう。幅広く事業展開を行なっているだけあって、スタミナはかなりあります。というか今回のニュースにあまり関係ないかもしれない。

 

NECは未だに中途半端。国や自治体に対してのハードの導入やシステム開発で存在感を高めたものの、あまりぱっとしない様子。技術的な部分では太刀打ちできないと考えて、AWSの導入を得意とする協業企業のようなポジションになりつつある。

 

まとめとして、業界はフラットになりつつある。

大規模システムの受注が完全になくなることはないだろう。しかしシェアは確実に減っていく。各企業、数年前から気付いており、今行なっている戦略が果たして5年後に成功しているかどうかに注目したい。

 

 

二つ目は金融業は変化するのかということ。

1990年代からビジネスにおけるITの重要性の割合が徐々に高くなっていった。

例えば、アマゾンは物流から始まった訳だが、今となっては立派なIT企業だ。

AWSのアマゾンにおける利益の半分以上を占めている。本業より儲かっちゃている訳だ。

 

GEだってそう。航空機のエンジン会社だったのに、そこから発展してIoTによる効率的な世界を作ろうとしている。

business.nikkeibp.co.jp

 

つまりは、業界自体の垣根がなくなるのではないかということ。

グローバル化が進み、国と国の垣根がなくなるように、

ビジネスでもそうなりつつあるということ。

それを簡単にしたのが、ITだ。

 

しかし、すべての企業がIT企業になるわけではない。

今後この動きは二極化するであろう。

よくこの話をすると、以下のようになることがある。

「各企業がITを持つってことは、IT部門とかIT部署ができるってことでしょ?そうしたら今ある富士通とかNTTとかは必要ないね」と。

 

しかしこの動きにはならない。

なぜなら、非効率だから。

 

アマゾンやGEみたいに自分のビジネスにITがマッチして、

取り入れてみたら、いろんな企業でも活かせるじゃん!

ノウハウ持ってるし、ITサービスは利益率高いから導入していこ!

って感じになるわけだ。

 

だから企業におけるITの重要性は増すけど、

結果的には極端なIT企業とそうでない企業の二極化が進む。

 

で、MUFGが色々と革新的なことやっててどうなの?

って話だが、まとめるとメガバンクは金融業のまま。

IT企業にはなり得ない。

 

金融業の方がITサービス業より利益率は高いからっていうのもあるし、

きっとノウハウの蓄積はさほどないから、ビジネスに展開できない。

今回もMUFGはアマゾンと協業という形である。

 

まあ確実に様々な変化が訪れている訳だが、適当に終わらせて頂きます。